2016/12/27

16.12.9 経済建設常任委員会

経済建設常任委員会では、現地調査として、
1)北島地区国営かんがい排水事業
2)木質バイオマスボイラー
の2つを視察しました。

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1)北島のかんがい排水事業に関しては、国営事業ということでなかなかお話を聞くチャンスは多くないです。
平成26年に着手、昨年5月から工事を行って、工事は9割が終わっているとのこと。
今は南9号の排水路を掘っていて、3月には完成し、4月から使うことになっています。

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この穴にポンプが設置されます

排水能力は27トンで、25メートルプールが15〜20秒で一杯になるほどの能力だそうです。
3万立米の調整池も備えており、ポンプが動くのが遅れたとしても、湛水被害が出ないようなつくりになっています。

2)木質バイオマスボイラーは企業と農業者のコンソーシアムによるもので、寒冷地における省エネ・低コストの施設園芸を目指しています。

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扉を開けると酸素が入って炎が

燃料代を抑えることによる価格の競争力はもちろんですが、非常に大きな可能性があると思うのは、地域の林地残材などを活用することができるようになれば、これまで燃料代として地域の外に流出していたお金が地域の中で循環することになります。
樹種による熱量や副産物など、まだ調査・検討が必要な要素は多いようですが、今後に期待したいと思います。

今回の定例会では、経済建設常任委員会に付託された案件はありませんでしたが、幸会館の増築工事に関する報告がなされました。

その他、所管からの報告事項は以下の資料のとおりです。
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・経済部
1 台湾・恵庭市企業商機拡大セミナー事業実施報告について
2 創業支援事業計画の策定について
3 恵庭市内工業団地企業の立地環境に関するアンケート調査結果について
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・建設部
4 除雪計画について
5 学校関係施設以外のその他の公共施設のアスベスト点検の実施について
6 恵庭市住生活基本計画の策定状況について
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水道部
7 (仮称)恵庭市公営企業経営審議会の設置について
8 恵庭市水道事業経営戦略の進捗管理について
9 私道に対する公共下水道敷設取扱要綱について
10 水道メーター受信器の不具合の対応について
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公共施設総合管理計画の中で、公共施設総量の削減がうたわれており、大きな割合を占める市営住宅が一つの懸案となっています。恵央団地の建て替えが終わっていない中で、議会の一部からは柏陽団地の建て替えもすべきというような意見があります。

私は、民間借家が増えていることや既存民間住宅の活用などにより、これ以上新規の公営住宅の供給をする必要はないと考えています。
住宅困窮のニーズをどう考えるかが住生活基本計画や公営住宅長寿命化計画にも大きな影響を与えます。
また、若草小学校区の子どもの集う場所との関連など大きなテーマです。

十分に説明しきれていませんが、公営住宅、公共施設のあり方などについてもご意見をお寄せ頂けるとうれしいです。

皆様のコメントを受け付けております。

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