議会報告 report

2020/07/08

悪臭規制の変更

6/18に開催された厚生消防常任委員会では、陳情の審査の他、以下の16件の報告がありました。

陳情の内容はこちらです。
20200611_陳情4号
内容は大変幅広く、趣旨としては、新型コロナ感染症対策に関し、国に対して財政支援の拡大を求めるような意見書を提出するということ。

国の2次補正予算が成立したことにより、陳情の案文はその時点と一致しないものもありましたが、これだけ事態が動いていく中では仕方のないことです。また、個人的には現時点で大量検査に転換すべきとは考えておらず、細かく見れば、項目の全てを是とするものではありませんが、あくまでも陳情が求めているのは、そのような内容を含んだ意見書を提出してほしいということであり、私は採択すべきだと考えていました。

委員会の中では不採択とすべきという意見が多く出て、継続審査とするか、採決を行うかは3対3となりましたが、委員長決裁により、継続審査となっています(なお、私たちの会派は厚生消防の委員がいません)。

報告案件は以下の通りです。
1.マイナンバーカード交付等における予約制の導入について
2.第3次恵庭市地域公共交通総合連携計画(案)について
3.恵庭市災害廃棄物処理計画について
4.拠点回収資源の一部見直し等について
5.悪臭に係る規制方式の変更について
6.プレミアム付商品券事業について
7.恵庭市特別定額給付金について
8.第4期恵庭市地域福祉計画の策定について
9.障がい者相談支援事業の公募について
10.えにわ障がい福祉プランの策定について
11.新型コロナウイルス感染症の影響に係る国民健康保険税・後期高齢者医療保険料の減免について
12.第8期恵庭市高齢者保険福祉計画・介護保険事業計画の策定について
13.百歳体操のラジオ版・オリジナル動画について
14.恵庭市運動・スポーツ推進計画の中間見直しについて
15.学童クラブ保護者負担金について
16.市立すずらん保育園民営化の進捗状況について

内容は盛りだくさんですが、その中で、以前に私も質問をした内容に関わって、
5.の悪臭の規制方式の変更があります。

これまでは悪臭防止法に基づき、「特定悪臭物質」の敷地境界などにおける濃度を規制の基準としてきましたが、今回新たに「臭気指数」による規制に変更することを検討しています。
これによって、人の嗅覚に近い基準となるため、複合臭などにも対応が可能となることや、これまでよりも検出されやすくなることが想定されます。

北海道内では先行している札幌市や石狩市の基準を参考としつつ、新たな規制とするため、パブリックコメントの手続きを行なっています。
ぜひこの件に関して、ご意見をお持ちの方は、こちらのリンクから、パブリックコメントにもご意見をお寄せください。

「悪臭防止法の規制方式変更について(案)パブリックコメント」

その他、委員会の配布資料はこちらです。

200618_厚生消防常任委員会報告案件一覧(資料1〜2)

200618_恵庭市災害廃棄物処理計画について(資料3)

200618_拠点回収資源の一部見直し等について(資料4〜5)

200618_プレミアム付商品券事業について(資料6〜10)

200618_新型コロナウイルス感染症の影響に係る国民健康保険税・後期高齢(資料11〜16)


(過去記事)
2019.12.23
悪臭問題には適正な対処を
https://kashiwano.info/article-3846.html

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 悪臭防止法を、人の住んでいる市街化調整区域にも適応するよう条例を作って頂けないものでしょうか。

    •  悪臭防止法では、市長が法に基づく規制地域の指定をすることとしており、現在のところ、規制地域は市街化区域の全域と定めています。
       一方、市街化調整区域は農業振興地域の指定をしていることから、規制地域とすることで、農業への影響が心配されます。

       市街化調整区域で悪臭の影響が大きいところがありますでしょうか。個別の事情などがありましたら、お話を伺いに参ります。

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