活動報告 activity
2021/10/30
期日前に
忙しかったこともあり、なかなか衆議院選挙のことが書けずにいました。
私はどちらかというと野党寄りのスタンスですが、マスコミを通じて得る情報からは、いずれの政党も積極的に応援する気持ちにはなれず、非常に迷いながら、本日、期日前投票を済ませてきました。
衆議院選挙は政権選択の選挙であり、基本的には、政権与党への任期中の評価というのが軸になると思います。
私が最終的な判断の中心に考えたのは、地方の自治に対するこれまでの姿勢と、野党の役割です。
2017年から2021年という4年間を振り返ると、
2017年の衆院選での自民党の大勝から始まり、
2018年には森友学園に関しての文書の改ざんが発覚しました。また、この年の胆振東部地震の発生、ブラックアウトは忘れられないできごとでした。
2019年には令和への改元、消費増税がありました。
2020年は、新型コロナウイルスが猛威を振るい、学術会議の任命拒否が明らかになりました。
新型コロナへの対応については、個々の課題はたくさんあったと思っていますが、誰もが経験のない中での対応としては、一定の評価ができると思います。
一方で、「地方創生」が本当に自治体の自立を促したのかというと、私はそうではなかったと感じています。
地方創生の交付金の仕組み自体が中央集権的であり、予算の配分に関しても、公平・公正というよりは、別な要素による配分が強まったように感じます。それは、この選挙を通しても、野党が勝つとその地域には予算がつかない、与党の候補が勝つと、その地域には予算が確保されるということが、与党候補を応援する人たちからも発信されていたことにも通じます。
私は、そうであってはいけないし、その仕組み自体を変えなくてはいけないと思います。国に求めたいのは、自治体の主体的な政策判断を促すことであり、それに資する財源や権限の配分です。
私はその思いを込めて、小選挙区では、池田まきさんに1票を投じました。
比例区も基本的に同じ考えですが、野党の役割ということを考えたときに、さまざまな声を反映できる多様性が必要だと感じています。
北海道選挙区(定数8)においては、自民党が3議席、立憲の2議席がほぼ確実で、残り3議席を公明、立憲、共産、維新で争っているという報道がありました。
立憲の比例では、小選挙区と重複立候補の方が多く、個人的には応援したい方が複数いるのですが、国会に共産党の視点があったほうが、民主主義の深化という意味では、意義が大きいと考え、比例区は共産党としました。
さまざまな考えがあり、判断する上で何を中心にするかで、結論はさまざまだと思います。
その選択が、明日をちょっと良くすることにつながると信じて、ぜひ1票を投じていただければと思います。
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