活動報告 activity

2010/01/28

北広島市議会セミナー

北広島市議会主催の議員研修会に参加をしてきました。

とてもすばらしいと感じたのは、幹部職員や、市民の参加も広く集めていること。
多くの自治体議会が抱える問題を議員だけではなく市民も理解をすることに
よって、求められる議会を市民とともに作っていこうという気概を感じます。

講師は、とても意外に思ったのですが、室蘭工業大学大学院教授の
永松俊雄さん。室工でも公共政策などの科目があって、こうした先生が
いることにまず驚きました。

大きな項目としては、
1)政権交代と地方
2)自治体における新たな潮流
3)議会の現状と改革の潮流
といったお話でした。

2点目の中で、お話をされていたローカル・マニフェストのところでは、
注意事項として、

・すべての政策を網羅できない
・将来起きる問題にたいして、具体的対応を事前に知ることはできない
・個別の政策ごとの取捨選択はできない
・要約的なので、全ての具体的政策を正確に評価することは難しい

というご指摘でした。
おっしゃる通り、マニフェストに書いたということを持って、すべてが市民の
信任を受けていると考えてしまったときに起こる問題は、どこかでも見たような
気がします。
自分たちが作っていくときには、しっかりと心に留めておかねばなりません。

この点、国では民主党政権も、ぶれずに、そして柔軟であってほしいと思います。

3点目の議会の現状と改革の潮流というところがメインだったと思うのですが、
自治体職員としての経験も踏まえ、現状の「学問的な議会改革の流れ」に対する
懸念も含めたお話をされていました。

本会議や委員会におけるやり取りだけでは、詳細な政策論議は困難というご指摘を
されていましたが、特に議員間において、意見交換をしても、一致が見られないことが
あきらかな場合には、詳細な論議が困難なことを承知した上でも、真剣勝負を
しなければならないときがあるように思います。

それは特に、今の恵庭のように、一会派が単独過半数を持っているときには、
容易に起こりうることです。

議員自身の意識を変えていくためには、市民も参加をする場で、議員自身が
あるべき姿について自覚をしていく必要があります。

北広島では、大半の議員が出席していたとのことでしたが、これは
議会が全体として行うからこそ可能なことです。恵庭でも、一部の議員だけでは
なく、すべての議員が納得した上で参加できる場を作っていく必要があります。

まずは、今できる報告会を、より参加のしやすい形としていけるよう、
改善をしていきたいと思います。

まさに本日が議会報告会。
ご参加の上、ぜひご意見をお寄せください。

皆様のコメントを受け付けております。

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