選挙 election

2023/04/08

恵庭の道議選が2議席に

本日、知事選、道議選の最終日です。

道議会の令和4年第1回定例会で、条例改正が行われたことにより、釧路市の道議の定数が1減となり、恵庭市の定数が1増となりました。

https://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/gaiyou/107453.html

今回は定数2の枠に、

いずみ優さん、

田中よしのりさん、

早坂たかとしさん

の3名が立候補しています。

私も非常に気になるところで、できれば3人の演説を実際に聞いてから決めたいと思っていました。

選挙公報やチラシを確認したところ、それぞれウェブサイトの記載がありました。
ウェブサイトを見たところ、

いずみ候補は、twitterの中で個人演説会や街頭演説の情報があり、
早坂候補は、活動報告の中で個人演説会のお知らせがありました。
田中候補は、ウェブサイトにも、instagramにも演説に関する情報はありませんでした。

いずみ候補の個人演説会は、都合が合わなくて参加できなかったので、街頭演説を聞いてきました。
演説の内容は、
道議会の仕事が見えない、身近ではないということ、
人口減少を、基礎体力の低下と捉え、手当が必要、
少子化対策としては育児支援以外にも取り組みが必要、
奨学金、非正規雇用、女性のキャリア、老後の不安、
分野横断、全世代的に、1つ1つの問題を取り除いていくこと、
最後に、2つの議席が一方に偏るのではなく、多様な声を反映できるようにという話で締めていました。

私は、人口減少に対する認識が少し異なるものの、大きな方向性としては一致できると感じました。

早坂候補の個人演説会は、会場にたくさんの人。
演説の内容は、
恵庭で育ち、青年会議所の活動をする中で、恵庭の魅力を感じてきたこと、
時代の変化に対応したまちづくりのリ・デザインが必要であること、
政策目標で掲げた5つの柱について、
①農業
②交流人口、観光振興
③防災体制
④健康寿命
⑤子どもの未来
それぞれの中身に触れた上で、
身近な議員として、意見交換会をやっていきたいということ、
最後に選挙情勢に触れて締めるという内容でした。

政策を具体的に示していただけるのはとてもよくて、それだけに、例えば観光振興など、自分とは考え方が明らかに違うということもよくわかります。
意見交換会の実施については期待をしたいところで、ぜひ団体や支援者だけではなく、広く市民が参加できる意見交換の場は設けていただきたいと思います。

田中候補は、ウェブサイトやSNSでも演説会などの情報がなく、チラシの折込も入らなかったため、
選挙公報とウェブサイト以外の情報がありません。

1年前に恵庭の道議定数が2に増えることが決まってから、急に道政報告が発行されるようになった印象ですが、これまでの10年間でどういう活動をされてきたのかはよくわかりません。
奇しくも他の2人の候補が、身近な道政を訴えているのは、対照的です。

道議会議員の政務活動費は、月額で53万円(会派分10万円、議員分43万円)あり、
道政課題や道民意思の把握のために必要な活動に充てることとされています。
恵庭においては、道政に関する情報が十分に伝わってこなかったのは、現職の方の活動が十分ではなかったと言わざるを得ません。

また、コロナ禍で保健所の動きや教育、事業者支援などに関して、市民の声を伝えても、まともに取り合っていただけなかったということもあります。結果として、恵庭市以外から選出されている道議にお願いをしたり、情報をいただいてきました。

以上のことを踏まえると、2議席については、
同じ政党、会派で独占されるということになれば多様な道民の声が反映されないという点で大きな問題があり、新人のお二人には、それぞれ期待したいところはあるものの、
とりわけ方向性が一致する「いずみ優」さんに、私は託したいと思います。


22:17追記

今朝、この記事を書いて、昼にSNSを見ていたところ、田中候補の街頭演説の日程が載っていました。せっかくの機会なので、予定を変更して聞きに行ってみました。

和田衆議、原田市長が応援演説をし、田中候補の訴えがありましたが、
知事との連携や電力高騰、お米券などに多少触れたくらいで、政策らしい政策の話は特にありませんでした。

非常に残念です。

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