活動報告 activity

2008/10/24

自治体財政研究会in札幌

これまでも東京などで開催されており、ぜひとも行きたかった研修が札幌でありました。
しかし、日程の都合が合わず、一番最後の1コマだけ受講してきました。

講師の先生方は非常に充実しており、
・吉田寛さん(公会計研究所代表、公認会計士)
福嶋浩彦さん(前・千葉県我孫子市長、中央学院大学客員教授)

・野口理佐子さん(人と自然の研究所、(有)カルティベイトカンパニー代表取締役)
松本武洋さん(ジャーナリスト、和光市議)
内山優さん(JTR日本税制改革協議会設立者、会長)
といった方々です。

参加できたのは、和光市議で「会計のルールはこの3つしかない」、「自治体連続破綻の時代」などの著書もある松本武洋さんの講義「自治体財政分析の見方」

とてもよい本だと思いますので、まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。

講義は、財政分析指標などをどう見るかということが中心だったのですが、やはり北海道は近隣も悪いことで少し感覚が麻痺しているところがあるというご指摘。
全国の数値と比べてみなくてはいけません。

とても参考になる話が多かったのですが、伺った話に基づいて数値を見てみると、財政の説明で受けていた話と違って見える部分がありました。

例えば、7月頃に受けた財政分析の説明では、単独の扶助費が多いことが財政を圧迫しているということでした。

性質別歳出で見ると、確かに類似団体よりも扶助費は少し高いのですが、維持補修費はそれを上回る比率で非常に高く出ています。

また、目的別歳出の比較であきらかなことは、民生費は高くないし、衛生費はとても低い。むしろ商工費は高く、土木費が圧倒的に高いという構造です。

データはこちらからご覧ください。
平成18年度の財政状況類似団体比較カードというところで、32ページが恵庭市です。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sk/scs/shi-zaisei-3-1.htm

さらに深めて、次のレポートではそれを詳しくお伝えできればと思います。

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