主張 opinion

2008/06/06

本会議、議案審議など

定例議会が開会しました。

初日は報告事項と議案審議が行われました。

閉会中の委員会に付託されていた案件の報告があり、採決がおこなわれました。

「恵み野駅西口開発計画の白紙撤回を求める陳情」
公開プレゼンテーションの結果、選定された案の実現性や、まちづくりヘの影響などを考えると今の事業計画には賛成できません。

アンケートなど同意していない点もありますが、白紙撤回を求めるという点で一致しているので、賛成です。

https://kashiwano.info/b/2008/04/416.html

<採決結果>
賛成18:前佛議員、川原議員、川股議員、長谷議員、大野議員、林嘉男議員、小野瀬議員、伊藤議員、谷川議員、恵本議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野、田中芳憲議員、宮議員、鷹羽議員、遠藤議員

反対1:林謙治議員
(欠席):田中匡四郎議員

(退席):鹿野議員、高橋議員、野沢議員

陳情の2つ目、
「(仮称)第二和光小学校の早期建設を求める陳情」については、これまで
ブログでも書いておりますが、新設分離すべきだと考えています。

https://kashiwano.info/b/2008/05/post-245.html

https://kashiwano.info/b/2008/04/post-244.html

<採決結果>
賛成21:前佛議員、川原議員、川股議員、長谷議員、大野議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、小野瀬議員、伊藤議員、谷川議員、恵本議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野、田中芳憲議員、宮議員、鷹羽議員、遠藤議員

反対2:林謙治議員、林嘉男議員
(欠席):田中匡四郎議員

3つ目、
「恵庭駅西口周辺整備事業(恵庭の顔づくり)の早期実施を求める陳情」
これについては、昨年から今の財政状況では凍結すべきと主張してきた結果、市長の判断に至っています。

<採決結果>
賛成17:川原議員、川股議員、長谷議員、大野議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、小野瀬議員、伊藤議員、谷川議員、恵本議員、寺田議員、行沢議員、田中芳憲議員、宮議員、鷹羽議員、遠藤議員

反対5:前佛議員、林謙治議員、林嘉男議員、榎本議員、柏野、
(欠席):田中匡四郎議員

本日異例だったのは、議案第2号の市税条例の改正です。

年金からの市民税天引きが含まれた条例案だったので、反対が出るということは前日の議運でも確認されていました。

しかし、質疑の中で、この天引きに関してかかるシステムのランニングコストが膨大であることがわかり、もともと議論を深めるべきだという意見もあったことから、急きょ議案の取り扱いが変更されました。

質疑であっても、核心をつくことで、議会が動く。
見習っていきたいです。

私は、議案第9号として提出されていた補正予算に対して、質疑を行い、反対の討論を行いました。

内容は、葉っぱのフレディ実行委員会に対する負担金300万円です。

議会議論を経ずに進められたという手続的な問題もありますが、何よりも「誰のための施策なのか見えない」ことは大きな問題です。
施策の是非は金額の大小ではありません。

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葉っぱのフレディ 反対討論
08.6.6 柏野大介

私は、「民主・春風の会」を代表して、議案第9号「平成20年度恵庭市一般会計補正予算(第1号)」に反対の立場から討論を行います。

反対をするのは、補正予算のうち、総務費、総務管理費、一般管理費の各種行事関係費「恵庭市葉っぱのフレディ実行委員会負担金」のみについてです。

 まず第1の理由は、この事業が子どもたちのためだといいながら、子どもが中心で始まったものではないことです。洞爺湖サミットやJ8に連動して何かをすることで、確かにインパクトとして大きくなる効果はあります。しかし、それが一時的なもので終わってしまわないためには、イベント的なものをもってくるだけではなく、子どもたちが自ら考え、取り組んでいくものでなくてはなりません。場当たり的にコンサートを見せて、これをきっかけに環境について考えてくれたらいい、ということでは困るのです。

時間や料金の設定を見ても、これがすべての子どもにとって等しく見られるものではありません。夕方に保護者がついてきてくれる子どもだけが見られる。これでは自校炊飯のときに市長が主張していた普遍性の原則とも矛盾します。見ることができる、出演することができる子どもたちにとって忘れ難い思い出となるということは否定しませんが、派手な方法でなくても、全員が参加できる形で、子どもたちと一緒に環境を考えることはできたはずです。はじめから一部の子どもしか参加ができないような枠組みを持って子どもたちのためだとは、私には言えません。

 この機に恵庭の名前を発信したい、というのであれば、子どものためなどと言わなければいいのです。

 2つ目は事務手続の問題です。
予算は議会の議決なくして執行できません。法律的には問題がないように、実行委員会方式をとっていても、予算の議決がないままに、出演者の募集やチケットの販売などの事務を進め、事実上議会が反対する余地を狭めることは、議会議論を形骸化させ、当然追認されるであろうというおごりに他なりません。

4月に開催された総務文教常任委員会の中でも、この点に関する懸念は示されておりますが、その後、臨時会を招集して議論を深めようということもありませんでした。

 3点目は、財政的な問題です。
この度あきらかにされた財政収支計画では、以前に比べてさらに大幅な収支の不足が示されました。税収が落ち込んで、投資的一般財源が捻出できないということを言う一方で、臨時的な経費だから、また恵庭の名前を世界に発信するチャンスだから300万くらい支出してもいい、ということでは、理事者の財政に対する危機感は甘いものと言わざるを得ません。

また、ただいまご答弁があったように、収支計画通りにチケットが売れる保障もなく、助成金も固まったものではありません。結果として、収支不足が発生したときには誰がその責任を負うのかも不明確です。そうなれば実質的な主体である恵庭市の負担額はさらに膨らみます。

以上、3点の理由を述べ、議案第9号、平成20年度恵庭市一般会計補正予算(第1号)への反対討論といたします。

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