活動報告 activity

2008/05/10

4月23日の和光小施設整備・環境改善等に関する説明会

ずいぶん経ってしまったので、メモを見ても思い出せない部分があり、不正確な部分がありえることをお許しください。

18:30から開始の説明会には父母と先生が合わせて20数名ほど。
親御さんと一緒に何人かの子どももおりました。

はじめに教育長のあいさつの中で、
平成16年に、団地中央通りの交通量増加に伴って、通学区域の境界を第2幹線(暗渠)から団地中央通りに変更したこと。
この時点では、新設分離を行ったとしてもそれぞれが(補助基準である)12学級を維持できないという推計であったことなどの説明がありました。

その後、担当の方から、昭和46年の和光小開校以降の経過、現況などが説明されました。

現在の自動数は864人、25学級。
推計では平成25年のピーク時には最小でも28学級、最大で31学級になるとされており、普通教室が6教室不足します。

今回の増築では、3階建ての校舎に普通教室6つと多目的ホールを備え、多目的ホールを集会や体育の授業など、体育館の一部代替的な役割として使用することや、可動式の間仕切りによって教室のように使うことも想定しているという説明でした。

質問で出た主なものは、

1)この説明会での意見の取り扱い
2)教育委員会のこれまでの対応
3)推計の誤り
4)火災時などの避難経路
5)校舎の耐用年数がばらばらになること
6)地域と学校の情報共有
7)通学路の安全
8)政策決定の方法
9)新設分離以外の対応

といったものでした。

私個人の見解としては、

3)平成17年時点の推計が現状と大きく乖離していることの結果に対する責任がまったくないわけではありません。
しかし、土地を保有している民間事業者がどのくらいのペースで土地を売却するかまで含めて推計を行うことはかなり困難であると思います。

むしろ問題なのは、1)、8)のあたりです。
市長は、「予算編成の透明化」ということを言っているわけですが、やはり市民にとって関心が高いのは、自分に関わりのある施策です。

今のパブリックコメントでは、あがっている事業に対して、意見を述べることは容易ですが、あがってこない事業や削られた事業に対してはよほど関心がないと気づかないことになってしまいます。

和光第2小学校の問題にしても、いわゆる4大事業という位置づけで議論がされておりながら、その判断を「経営戦略会議」の意見を聞いて市長が決めるというブラックボックスの中で行いました。

意見を聞くべきだったのは、経営戦略会議ではなく、市民や議会の声だったはずです。

議会としても反省すべき点がありました。
恵庭駅の西口に関してもそうですが、それまで議会で議論されていることが十分に市民には伝わっていないということです。
3月の議会では恵庭駅西口ばかりが注目されたために、第2和光に対しての市民の声をはかりきれませんでした。

恵庭駅西口開発のような形で、予算審議の前に市民意見を聞く場を議会として設けられていれば、それまでの議会の中で議論の経過や市長の考え、議会の対応をより詳しく、ご理解いただけたのではないかと思います。

市は、4/28に防衛省への校舎増築のための補助金の概算要求を行いました。
このことによって、新しい小学校建設は難しくなります。

新設が望ましいとしても、それができなかった場合には、
7)や9)のような問題を考える必要があります。

これまで議会の中でも、通学区域の柔軟対応やスクールバスの利用などは多少議論されていますが、それ以外で、実現性の高いものは出ていません。

他にどんな可能性があるのか。
限られた時間の中で、子どもたちにとっても、地域にとっても、よりよい結論を導いていけねばなりません。

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