2015年の記事一覧Archives

もっと双方向の議論をしたい
もっと双方向の議論をしたい
昨日、6/9の千歳民報、みんぽう恵庭面で初日の議会について取り上げていただきました。 ありがとうございます。 名物コーナー「記者席」は恵庭支局担当記者の金子さんの個人的なご意見も交えながらわかりやすい説明をしているコラムです。 ぜひこのコラムに対するご意見、私の対応に対するご意見などをいただければと思っています。 私が当初お願いをしたことは、各議員が共通認識を持った上で議案の採決に臨むため、委員会に付託をした上で審議をしたいということでした。私としても、もっと多くの議員の賛同を得た上で、議会議論を深めていくことを望んでいますが、今の議会運営委員会では発言の機会がなく、どうしても本会議で行動をする必要がでてきます。(ちなみに、いくらでも議論する場があるというのは、質問時間の制約を無視しています) ご意見をいただける場合、どれかを(近いものを)選んだ上でコメントをいただければ幸いです。 1.議案には黙って賛成をして、一般質問など他の場面で主張すべき 2.本会議こそ重要。審議のあり方に問題があり、今回の対応に賛同する 3.もっと違う方法を模索すべき 4.その他 以下、6/9付千歳民報からの引用です。 -- ◇空転  議案・市保育に関する条例の一部改正案の質疑をめぐり、柏野大介氏(諸派)が動議をかけ、本会議が20分以上にわたり空転する一幕があった。動議の賛同者は藤田俊輔氏(同)だった。 この議案は即決に決まっていたが、柏野氏が所管委員会への付託を求めた。こすもす保育園の駐車場の在り方について議論を深めようと試みたものだが、「議案の範囲を超えている」と退けられた。  柏野氏の質問や主張そのものに同感するところは多々あっても、やはり発言の場が違ったのでは。この議案は同園の住所変更を記したわずか3行の案件で、これで同園の管理・運営まで議論しては「何でもあり」になる。  しかも後日行われる一般質問で柏野氏はこの問題を通告済み。厚生消防常任委員会にも所属しており、議論する場はいくらでもある中、あえて本会議を空転させたり、反対討論する必要はなかったと思う。  何よりも柏野氏が他者の発言をさえぎるように声を荒げたのが残念でならない。他からも野次が飛んだが、議員の品格を忘れないでほしい。(金) -- 私としても、確かに冷静さを欠いたところは反省しなければいけないところです。 ですが、私の冷静さを欠いた発言の前に、他の議員の不規則発言(答弁をする必要はないという趣旨)があり、その結果、議長の判断の前に副市長が答弁を避ける発言をしています。特定会派・特定個人に配慮をして、議会の進行が歪められるとするならば、非常に残念なことです。
議決権の範囲
議決権の範囲
6/8 定例会初日が終わりました。 前日にお伝えした通り、私は今回の一般質問でもテーマにしている「こすもす保育園」の問題と密接に関連する議案第3号について、本来であれば初日に議決すべきでないと考えていました。 議案の内容は、こすもす保育園の住所を変更するだけのものです。しかし、これまで議会では、保育園の敷地内に送迎用の駐車場を設けるという説明がされてきており、5月にオープンした新しい園舎敷地内には、その駐車場がありません。そして、現在も暫定的に旧住所の駐車スペースを使用しており、こうした事実とその経過をまずは質疑で明らかにしなくては、住所変更の是非を決定することはできなかったと私は考えています。 本会議の進行を事前に決める議会運営委員会にも意向は伝えてあったのですが、私が直接発言できるわけではなく、初日の議決と決められてしまいました。 そのため、当日議案審議の中で、しっかりと議案についての疑義を質し、その上で再度委員会で慎重な審議を求める予定でいました。 ところが驚くべきことに、私が質疑をしたあと、清和会の議員から、「答えなくてもいい」というヤジが飛び、答弁に立っていた部長は着席し、答弁をやめました。 議事進行を決めるのは議長ではないようです。 私からは再度答弁を求めましたが、今度は議長から質疑の打ち切りが告げられましたので、私からは委員会付託を求める動議を提案しました。 当初、質疑であきらかにしようと思っていたことを、提案理由の中で述べたので、順序は明確ではありませんが、路上駐車も多く、安全な送迎が確保されていないことや保育園利用者に対する説明の不備などを挙げた上で、まずはそれらが担保されることが前提であり、そのために委員会に付託をすることを求めました。 藤田議員の賛同があり、動議は成立したのですが、結局のところ、議会運営委員会と本会議で多くの議員がその必要はないという立場をとり、その場で議案は採決、可決となってしまいました。 非常に残念な結果ですが、議会運営委員会に出席できない以上は、今後も本会議でしっかりと訴えていく必要があると考えています。 説明が不十分かもしれませんが、反対討論を読んでいただくと私が述べたかった思いをご理解いただけるのではないかと思います。ぜひご覧ください。 なお、討論原稿は、当日の質疑が打ち切られたことと、議会運営委員会での発言などに対する反論などを含め、いろいろ付け加えていますので、議場での発言とは一致していないことを申し添えます。 (ネット中継はこちらです) 6/8の49:35ころから当該議案に入り、51:36ころから私の質疑、その後、動議→討論と進み1:08:00くらいまでの約20分です。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1433825206876/index.html 15.6.8 第2回定例会 議案第3号 反対討論 議案第3号「恵庭市保育に関する条例の一部改正について」に対し、反対の立場から討論をいたします。 まずはじめに、こすもす保育園の新園舎の移転にご尽力をいただいたみなさまに感謝を申し上げます。 私は、この保育園が再開発ビル内に移転をするということ自体に反対するものではなく、古い園舎に戻ることを求めているわけでもありません。 ただひとつ心配をすることは、今回の議案は保育園の全機能を移転をするということでありながら、その根幹ともいうべき、安全に子どもたちを保育するということ、その前提となる安全な送り迎えの確保が十分とは言えないということです。 残念ながら質疑が打ち切られ、明らかにすることはできませんでしたが、新園舎には、議会に対して当初約束をした駐車場は設けられておらず、このまま移転を認めてしまえば、路上駐車を容認することとなり、現在工事が行われている駅前広場の路上駐車とも重なり、子どもたちの安全が大きく脅かされることになります。 先ほどの動議でも求めたことは、まずは所管委員会に付託をして、安全性の議論をしっかりとし、その担保があきらかになった上で、議案を審議をするという議会の姿勢であります。 議会自らが議案の範囲を狭め、権能を放棄することは、今後ますます重要になる議会としての責任を放棄する自殺行為だとも言えます。 恵庭市まちづくり基本条例の第7条において、議会の役割が定められています。 「議会は、市の重要事項の意思決定を行うとともに、市の事務の執行を監視し、けん制する役割を担います。」 意思決定とは何か。いうまでもなく、地方自治法に定められた議決であり、子どもたちの安全性が約束されるまでは条例の改正を認めないということであります。 同じくまちづくり条例第7条3項において、 「議会は、市民意見の把握と議会情報の提供による情報の共有を進め、市民の意思を反映するよう努めるものとします。」と定められています。 この議案を議決するにあたり、市民意見の把握と、情報の共有は図られたでしょうか。現に保育園を利用する多くの保護者はもとより、それ以外の市民に対してもこうした送迎の安全性を含めた、保育園の移転に関する情報は十分に伝わっているとは言えません。 そうであるならば、子どもたちの安全性が約束されるまでは条例の改正を認めないということこそが、まちづくり基本条例で求められている議会の役割であると私は確信をしています。 もちろん、一般質問や委員会の所管事務調査で、提案ができないわけではありません。 しかし、議員個人の提案ではなく、議会が合議体として一つの結論を出すことが、首長と向き合う議会としての大きな力となるのだと思います。 駐車場のない保育園を議会として認めてしまったときに、もし万が一、送り迎えに際して事故が起きたとしたら、議会としてはその責任にどう向き合うのでしょうか。 運営事業者が悪いという言い訳は許されません。安全な送迎の確保をしなかった設置者である恵庭市、そしてそれを認めた恵庭市議会の責任は免れません。 これまでも議会改革に取り組んでこられた先輩議員のみなさまは、議決権の重みとも十分に向き合ってこられたものと思います。また、会派に所属をされる議員のみなさまにおかれましては、会派としての決定などもあることだとは思います。 しかしながら、議員個人として、その倫理観と使命感に基づいて、議決の重み、安全に保育ができる保育園を条例で定めるということの重みをぜひともお考えをいただき、現時点での議決については明確に反対をしていただけますようお願いを申し上げ、私からの討論といたします。
議会運営委員会
議会運営委員会
本会議開催の前には、議会運営委員会が開かれ、本会議の運営を事前に協議しています。 6/5に行われた議会運営委員会で、提案された議案の取り扱いが決定しました。 詳細はPDFの通りですが、議案第3号について、非常に問題が大きいと思っています。 議案として提案をされているのは、「恵庭市保育に関する条例の一部改正について」ということで、こすもす保育園の住所の移転に関する条例改正なのですが、旧園舎から再開発ビル内の新しい施設に移ったことに伴って、子どもたちの安全な送迎の体制が確保されていません。 議会が持つ議決権の意味を考えるならば、議決してから改善すればいいという話にはなりません。 にも関わらず、議会運営委員会では、そうした問題の本質に触れることなく、「即決」(初日にすぐ採決を行うこと)を決めました。 直前のご案内にはなってしまいましたが、お一人でも多くの方に本会議を傍聴いただき、みなさんが選んだ議員・議会がどのような判断をするのかをご確認いただければと思っております。 明日の本会議は10時から市役所3階の議場で行われます。
平成27年第2回定例会招集
平成27年第2回定例会招集
最初の定例会である平成27年第2回定例会が招集されました(改選前の3月に開かれた議会が第1回定例会です)。 議会日程は一応以下の通りですが、一般質問の人数や審議状況などによって、日程や時間の変更があります。 特に一般質問の時間は変わる可能性が高いですが、私の出番は6/16(火)となる予定です。 事前にチラシなどでお伝えしていた通り、今回の一般質問では大きく5項目の質問をします。 150603一般質問通告書 1.市長の政治姿勢について 2.こすもす保育園の駐車場について 3.松恵小学校の特認校制度について 4.ごみ料金の改定について 5.投票率の向上について 詳しい内容についてはPDFをご覧ください。 初日の議案審議から、できるだけ必要な場面では質疑も行なって、中身のある議論をしていきたいと思っています。 平日の日中ですが、ぜひご都合のつく方は、6/8(月)の議案審議、6/16(火)の一般質問、6/17(水)の厚生消防常任委員会、6/24(水)の議案審議などに足を運んでいただけると幸いです。 なお、議会は市役所の3階、議場でやっていまして、傍聴する人の住所・名前を書くだけで特に事前の手続きなどは必要ありません。
活動報告(5月下旬)
活動報告(5月下旬)
最近の活動状況です。 まとめてのご報告となりますことをご容赦ください。 <25日> 恵庭駅西側チラシ配布。 総合計画審議会、総合調整部会傍聴。 <26日> 恵庭駅東側チラシ配布。 北海道若手市議会議員の会研修(旭川) 〜記事掲載済み <27日> 北海道若手市議会議員の会研修(東川) 〜記事掲載済み 法務局、選挙供託返還の手続き(札幌)  <28日> 恵み野駅東口、チラシ配布。 町内会福祉部の「福祉のつどい」に防犯部が共催をして、防犯講話。 今年に入り激増している振込め詐欺の最新の手口などについて、DVDを見たのち、千歳警察署生活安全課の方から恵庭・千歳で発生した状況の解説をいただきました。 <29日> 島松駅、チラシ配布。 (1)市営住宅運営委員会を傍聴。 6月の市営住宅募集状況のほか、 昨年度の市営住宅使用料の収納状況、 旭団地5号棟の改修事業、 単身用住宅に居住している複数人数世帯の入居替 などが議題でした。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1432626610073/index.html (資料は記事の一番下につけます) (2)第2回定例議会に提案予定の議案の説明 あとで別項で書きます。 (3)新人議員説明 わずか1時間半ほどで3つの常任委員会の所管事務について、駆け足で説明。 説明も十分にできず、質疑の時間もないというのでは、非常に形式的です。 新たに議員に当選した人たちが早く戦力となることを求めるのであれば、もう少し時間をとって丁寧にやる必要があると思います。 まあ行政に求めることではないので、議会として、そのような認識を共有できればいいのですが。 <30日> (1)恵明中学校体育祭 ひさしぶりに訪れた母校の体育祭。生徒数の増加に伴う増築校舎を初めてじっくりみました。中学校の同級生にも会いましたが、20年前と種目なども少し変わっていました。(大縄跳びとか) (2)北部方面後方支援隊 創隊15周年記念式典 道内各地に展開する兵站部隊ということで、これまでも有珠山噴火の災害派遣や東北の支援、国際協力への派遣などに携わっています。 http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/naloghp/index.htm (3)グリーンシード21 総会、研究会 道内市町村議員を中心にした勉強会で、以前から面識のある方も多く所属をしています。 他市町村の事例をさらにじっくり勉強するために、今回入会することにしました。 http://greenseed21.jimdo.com -- (資料) 市営住宅運営委員会資料
産業用大麻の可能性と取り組み
産業用大麻の可能性と取り組み
5/27 続いて若市議研修その2です。 東川町で始まっている産業用大麻の試験栽培の取り組みについて研修させていただきました。 以前から報道などで見ていて、非常に興味を持っていたのですが、一般社団法人北海道産業用大麻協会代表理事の菊地さんから法律的なことから海外の事例まで、農業者の立場で実際に栽培をされている松家さんからは現地で、昨年の栽培の状況などを伺いました。 基本的なところとしては、大麻(麻、ヘンプ)とは、アサ科の一年生草本、中央アジアが原産です。 縄文式土器の縄は麻だったという説もあるそうで、日本全国で、非常に重要な繊維作物として扱われてきました。 心配される精神作用ですが、マリファナとして使用されるものは通常薬理成分(THC)が少なくても1%以上であるのに対し、産業用麻と呼ばれるものは、薬理成分が、0.3%未満のものであり、精神作用はないとのことです。 農作物としての特徴としては、 ・成長が極めて早く、雑草との競合に強いということ ・CO2の吸収量が多く、炭素固定量が大きいということ ・熱帯から寒帯まで適応するので、地域を選ばないということ などがあげられ、 用途としては伝統的な綱や織物、火薬などの他、ヨーロッパでは、建材、バイオマス作物などとしての活用も進んできているようです。 ただ、日本では大麻取締法があり、種類を問わず大麻の栽培は免許制が取られていることと、低THC品種の種子が限られていることなどから、その普及にはまだ障害が多かったというところでした。 どうしても大麻というと、薬物というイメージが強く、薬理成分が低い(全くない品種も!)産業用という理解が広がるには時間もかかることだと思いますが、加工や製品開発などの波及効果や、農業の輪作体系、エネルギー利用の観点からも、道央圏での可能性についても探っていきたいと思います。
殺処分ゼロに向けた動物愛護センター「あにまーる」の取り組み
殺処分ゼロに向けた動物愛護センター「あにまーる」の取り組み
  5/26 以前から参加している超党派の会、「北海道若手市議会議員の会」の研修に参加をしてきました。 必ずしも自分の得意な分野だけでないことを学ぶことができること、 それを他のまちの議員とともに学ぶことは非常に有益な機会だと考えています。 研修の1つ目は、殺処分ゼロに向けた旭川市動物愛護センター「あにまーる」の取り組みということで、旭川市保健所衛生検査課の水上課長からお話を伺いました。 中核市である旭川市は保健所を持っていますが、恵庭の場合は千歳保健所の管轄ですので、犬や猫の保護に関することは千歳保健所が担うことになります。 旭川の場合、平成12年の中核市移行を機に、新しい施設建設に向けた調査などを進めてきたようですが、紆余曲折を経て、市内の中心部である市役所に隣接した場所が選定され現在に至っています。 交通アクセスがよく、市民が来やすい場所であるということは、譲渡を進めるためには大きな要素のひとつです。 旧来のイメージでは、臭いや鳴き声などの問題があり、なかなか市街地に立地する施設ではなかったようですが、殺処分ではなく、譲渡を進めるためにも、長くペットを飼うための啓発を広く行うためにも、こうした考えの転換が大きく作用しています。 それ以外にも、殺処分される猫を減らすために、「地域猫」という取り組みもされています。 飼い主のいない猫を、地域と一定の連携を図りながら、不妊去勢手術などを行い、将来の飼い主がいない猫を減らそうという取り組みです。 これまでであれば、市民からの苦情→捕獲・殺処分というケースが一般的だったのかもしれませんが、住民合意を作りながら、課題を解決していくという考え方の転換は、これまでのやり方では行政が手を出せなかったような、他の領域でも求められていることなんだと思います。 ただ、こうした分野の活動は行政だけの取り組みで十分なわけではなく、長沼にあるNPO法人の「しっぽの会」や数多くのボランティアの協力によって、支えられているようです。 情報発信などはむしろ行政よりもNPOなどのほうが進んでいるように見えますし、まさにこれからの地域課題の解決はこうなのだというものを見せていただいた気がします。
かしわのレポート14号発行
かしわのレポート14号発行
150522かしわのレポート14 5/19の臨時議会までに決まったことなどをまとめました。 ブログ・FBをご覧いただいている方には重複している部分が多いと思います。 駅頭でも明日以降配布いたします。
空気を読まなければいけないメディアの立ち位置
空気を読まなければいけないメディアの立ち位置
議会人事に関して、批判的な見解の記事が5/20付けの地元紙に掲載をされました。 要旨としては、議長選挙に際して白票が投じられたことに対して、1人会派も含めて事前に協議を行った、数の力に頼らない姿勢を示したのだからその姿勢に誠実に応えるべきというものです。 そうでしょうか。 議会運営委員会の中に諸派から委員が入っています。 でもそれは議会運営のシナリオを書く上で「必要だから」入れたのであって、こちらからお願いしたものではありません。 また、諸派から入っている議運の委員は、諸派が複数いるため便宜上1人が「代理」となるのであって、「代表」しているわけでもありません。 そしてそもそも議長を選ぶのは選挙です。 そうであるならば、選挙で選ばれようとする人が、議長としてどんな議会運営を進めていくのかを明らかにした上で、投票されるというのが本来の姿であって、当選回数が多いから順番に議長になれるという仕組みに基づいて合意をする今までのおかしな慣習を変える必要があります。 ある意味では、諸派が4人になった議会の運営が、今後会派制を脱却していくために大きな意味を持つのではないかと感じています。 それはさておき。 議会の中で市長と大会派が強く結びつき、方向性を決めていくまちにおいて、経済界を含めてその影響力は絶大です。 様々な圧力、思慮が働く中で、メディアが本来の正しい姿を訴えられないとするならば、非力ではあってもこのブログや議会報告を通じて、広くみなさんと意見を交わしていくことしかないのだと思っています。
平成27年第2回臨時会
平成27年第2回臨時会
昨日、選挙後初の議会となる臨時議会が開かれました。 予定通り、議長、副議長、監査などの役と委員会の構成など人事の決定を行い、その他専決処分や補正予算などの議案審議を行い終了しました。 議長、副議長は選挙が行われ、 議長には伊藤雅暢議員が、副議長には野沢宏紀議員が選出されました。 (議長選挙:伊藤議員17票、無効4票、副議長選挙:野沢議員20票、無効1票) 残念ながら議長、副議長の選挙の前に、所信表明は行われませんでした。 選出された議長のあいさつでも議会改革には触れられておらず、地方議会のこれからの役割をどのように認識されているのかはわかりません。 議案審議の中で、私から質疑をしたものは2点。 1)報告第1号の専決処分の議案と、 2)補正予算の臨時福祉給付金のところです。 議案はこちらからダウンロードできます。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1397001272665/index.html ややこしい説明を省いて簡単にいうと、 1)国が法律を変えて、恵庭市が独自でサービス付き高齢者住宅の税金を下げていいよという話をしたときに、今まで通り、2/3という割引率を勝手に決めときましたから、という報告がありました。 「わがまち特例」という仕組みで、どれだけ割引をするかそれぞれのまちが決めていいという仕組みです。 しかも、来年の4月からということなので、特段急ぐ必要はありませんでした。 どうせ議会なんて形式的なもんだから、勝手に決めちゃったよという話で、とても問題があるのですが、他のみなさんは納得をされているのか特に質疑などはありませんでした。 2)もうひとつの子育て世帯臨時特例給付金は、国がお金を出すから子育て世帯に配ってくださいというものですが、1万人に3000円のお金を配るために1件あたり500円かかっているということでした。 そんな非効率な形でお金を配るくらいならば、サービスの給付として、もっと充実させてほしいというのが子育て世帯の声ではないでしょうか。消費税をあげて、こんな形でお金を配ることを望んでいる人はどれだけいるのでしょうか。 自治体が自由に使えるお金を3000万円もらったほうがよほど有効に使えます。 委員会、その他の役職については、以下の通り決定しました。(すべて敬称略) 総務文教常任委員会 委員長:川原、副委員長:林、委員:伊藤、鷲田、前田、長谷、佐山 厚生消防常任委員会 委員長:早坂、副委員長:高橋、委員:市川、柏野、川股、笹松、猪口 経済建設常任委員会 委員長:小橋、副委員長:榎本、委員:野沢、藤田、岩井、大野、鷹羽 議会運営委員会 委員長:鷲田、副委員長:猪口、委員:高橋、榎本、川股、川原、笹松 基地特別委員会 委員長:長谷、副委員長:佐山、委員:市川、小橋、前田、岩井、林 補正予算特別委員会 委員長:大野、副委員長:高橋、委員:市川、早坂、鷲田、小橋、藤田、柏野、前田、岩井、長谷、佐山、榎本、川股、川原、笹松、鷹羽、林、猪口 監査委員:鷹羽 農業委員会委員:大野、川股 石狩東部広域水道企業団議会議員:伊藤、野沢 石狩教育センター組合議会議員:川原 札幌広域圏組合議会議員:伊藤 民生委員推薦会委員:岩井 功労者等表彰審議会委員:川原、笹松、高橋、林 都市計画審議会委員:鷲田、長谷、野沢、猪口 国民健康保険運営協議会委員:川股、佐山、猪口