議会報告 report

2008/12/18

第4回定例会、閉会

第4回定例会が閉会しました。

最終日には修正案あり、討論あり、議案の否決もあったりと盛りだくさんで、議員同士のやりとりも多く、理想的な形に近づいてきているとちょっぴり感じました。
ただ、採決を動かすところまではいっていないので、もっと説得力のある議論を展開しなくてはいけないと反省するところです。

「指定管理者の指定について(市民会館、島松公民館及び地区会館)」、「指定管理者の指定について(体育施設18施設)」については市民の会が反対でした。

市民会館では林嘉男議員が討論を行い、(1)不採算であるリサーチコア事業を行っていること、(2)シルバー人材センターの生き甲斐雇用に貢献していること、(3)リサーチコア事業は総合計画にも位置づけられていることを理由として、継続審査を求めました。

私は、9月に起きた不祥事が11月の選定委員会でも報告されずに、候補者が高い評価を得たという審査の過程に問題があったと考えております。再公募の結果、同社が選定されることを否定するものではありません。
しかし、1社しか応募がなかったという事情を考えれば、管理運営の効率性だけではなく、受託したときとできなかったときのリスクを緩和する意味でも、市民会館だけは分離するなど、多くの事業者が手を挙げられるような枠組みが必要ではないかと考えます。

いずれにしても、継続審査となると、今の1社の是非だけでの議論となってしまい、もっと後の時点で非とすることはさらに問題を大きくすると考えますので、現時点で否決の上、再度の公募を行うことが望ましいと考えます。

体育施設条例の一部改正(値上げ)、パークゴルフ場の指定管理については全会一致で可決されました。
恵み野西口の区画整理事業による開発の陳情は継続審査です。

厚生消防委員会に付託された議案については、
委員会審議の通りで、ゲートボール場の5年に反対したのは私だけでした。

経済建設委員会に付託された案件では、「道路占用料」の条例改正は継続審査となりました。指定管理者の指定(花ロードえにわ)は、一般質問でも指摘したところですが、限定指定となっていることで、競争性が発揮されていません。
また、これが政策的に限定指定とすることが認められるのであれば、RBパークや体育協会のような団体も限定指定を受けられるのでなければ整合性が取れません。

採決の結果は林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、柏野が反対をしましたが、19:4で可決となりました。

これについては稿を改めて。

今回最終日で一番問題が大きかったのは、先日も書きました追加議案です。

いくつか質疑を行いましたが、
すでに凍結されているとはいえ、建て替え計画があるんだから、5号棟の着工がいつになるかわからなくても借金をしてもいい。北海道もOKしているという部長の答弁。

また副市長は「跡地の利用をどうするのか含めて考える」と答弁しました。
つまり、とりあえず国のお金がついたので、壊すだけ壊して、あとはもう建てようが建てまいが知らないという態度です。

問題点として古い住宅が残っていることでの防犯上の理由も上げていましたが、壊さずにそれを解決する方策を考えれば、公営住宅の不足と財政問題両方にとっていい結果に結びつくはずです。

今回、この議案が出てくるとわかっていれば、一般質問を行うこともできたのですが、金曜日に委員会で説明して、その後議案を配り、直後の月曜日に採決ということでは、十分に検討した上での結論となるのか非常に疑問です。

林嘉男議員と柏野が反対をしましたが、補正予算案は21:2で可決されました。

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