活動報告 activity
2007/05/22
自校炊飯、試行見送り
本日、午前中に教育委員会のほうから自校炊飯に関しての説明をいただくことになっていました。6月議会でその試行にかかる補正予算が上程されることについての説明を受けるものだとばかり思っていましたら、市長が自らいらっしゃいました。
そして、市長の口から出た言葉は、「市民の議論を踏まえて、時期尚早であるとの結論に達した」とのこと。今任期中での自校炊飯は見送るとの判断だそうです。
少なくとも「恵み野西口」と違うのは、市長自身が「市民の声」で判断したということです。
食育を語る上で、日本の伝統的な食生活である米飯の意義は誰も否定するところではありません。ご飯中心の食生活への回帰という点も私自身は同意します。
しかし、市民の中で進んだ議論の方向性は、同じ費用をかけるのであれば、もっと別な形で使ってほしいということだったと思っています。
今日お話を聞いているなかでは、市長の想いが伝わりきっていなかった部分、そのはがゆさは伝わってきました。で、あればこそ、それに代わる「食育」推進のための施策では、その想いが十分に伝わる方法で、市民とともに議論を積み上げていければなりません。
学校給食、食育への関心が高まっている今だからこそ、児童の欠食、偏食などを減らしていくために、では具体的に学校給食が何をできるのか、家庭では何をできるのか、そこに現場の先生がPTAが、そして市民が入っていくことで、より主体的な議論になっていくのではないでしょうか。
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