議会報告 report
2021/10/08
既存の住宅ストックの活用を
恵庭市議会の柏野です。
今回の定例会初日に、柏陽・恵央地区まちづくり特別委員会が設置をされました。
この特別委員会は、平成28年にも設置され、市営住宅柏陽恵央団地建て替え基本構想などに関する審議を行ってきました。
この度は、建て替え基本計画が財政的な理由などから、余剰地活用事業を含めた一体的整備ではなく、市営住宅を1棟建設する事業のみを先行して実施する方針に変更したことから、この間の事業の遅れや今後の見直しの方向性などについて審議することを目的としています。
当初の計画にあった「既存借上げ市営住宅制度」などが進んでいないこともあり、現在の柏陽団地に入居している方の移転は遅れており、それと関連して、新規の市営住宅募集の倍率も高止まりしています。
一方で、市営住宅の空き部屋は柏陽団地以外でも100室以上ありますが、多額の修繕費を要するという理由から、募集がされずに空き家のままになったものが残っています。
現在の柏陽団地入居者の方の中には、他団地への移転を希望されているものの、条件に合う住宅がない方や、条件付きで既存民間賃貸住宅も選択肢に入れていただける方もいるようです。
公共施設等総合管理計画で掲げる公共施設の総量抑制のためには、何よりも耐用年数のある既存ストックを活用していくことが重要です。
直さずに寝かせておくことは機会損失にもつながります。
多少修繕費が高くなったとしても、移転先の候補になるところや、1階、単身の方が入れるところなどニーズの高い条件に合う住宅については、積極的な活用を進めることが必要だと思います。
他の委員からも、とても熱のこもった質疑が多くありました。
本日説明のあった資料はこちらです。
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