議会報告 report

2025/12/24

市民スキー場の利用促進を

子どもの冬季スポーツ環境改善を目的に、体育施設条例の改正案を議員提案しました。提案の内容は、市民スキー場の小中学生のリフト使用料を無料とする内容です。

まず現行のリフト料金ですが、10年前、2016年に恵庭市がリフト設備の譲渡を受ける際に、
当時の料金を条例で規定しました。

その後、試行的に親子ペア料金などを設定してきました。

私は2016年の際にも、中学生を大人ではなく、小人料金とするような修正案を提案してきましたが、当時の最大会派に議論自体を阻まれてきました。

2016/10/01 条例をつくる・その2(スキー場のリフト料金) かしわのブログ
https://kashiwano.info/article-2996.html

その後、市民スキー場は2018年にリフトを更新しましたが、雪不足やコロナなどもあって、利用者の増加は限定的で拡大の余地が大きいものと考えています。

なお、参考までに過去の利用実績はこちらです。

年度人数
H23年度13,562
H24年度14,121
H25年度14,464
H26年度15,257
H27年度15,703
H28年度17,451
H29年度休止 
H30年度16,640 
R1年度4,376 
R2年度5,393 
R39,784 
R49,782 
R510,387 
R64,298 

道内でも後志などではリフト料金が高騰しており、冬に気軽に楽しめる場としての市民スキー場の優位性は高まりつつあります。とはいえ、スキーは用具を揃える必要があり、子どもが練習を重ねるには経済的な負担も避けられません。

(参考)
今季もリフト料金値上げ 後志のスキー場、燃料費や人件費高騰 一部施設は住民割引設定(北海道新聞)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1244967

総合体育館などの屋内体育施設では中学生以下は無料で利用することができます。
屋内体育施設を無料とする一方で、屋外施設のうち、スキー場だけは中学生を大人としなければいけない理由はどこにあるのでしょうか。

ただでさえ、冬季間は屋内スポーツの機会が増えます。その上、リフト料金というハードルがあるならば、保護者の理解がない限り、子どもの体験にも格差が生じることになります。

少しでも屋外スポーツの負担を減らすことで、恵庭のすべての子どもに、北海道らしい冬のスポーツに親しんでもらうということは、わずかな利用料金収入を得ることよりも重要な、未来に向けた投資であると考えています。

議案は厚生消防常任委員会に付託となりました。
提案者として、私が出席して説明、答弁することを求めましたが、委員の反対により、私の出席は認められず、共同提案者の新岡が委員長の任を交代して答弁しました。

(YouTubeはこちらからご覧いただけます)

委員会では、早坂委員、生本委員、前田委員からの質疑があり、
全員がさらに審査の必要があるとして、継続審査となりました。

市民の後押しが大きければ、十分に可決の余地のあるものだと考えています。

賛成、反対、それ以外でももっとこうしたらよいというようなご意見を、私たちに、そしてみなさんが応援している議員にもお伝えいただくことで、市民の声が反映されていくものと思いますので、ぜひこの提案に対するご意見をお寄せください。

皆様のコメントを受け付けております。

  1. […] 1 市民スキー場の利用促進を(12/24更新)https://kashiwano.info/article-7081.html […]

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