雑感 thoughts
2008/08/24
オービータウンは大騒ぎ!
一週間が経ってしまいましたが、先週土曜日に恵庭市自主文化事業
「オービータウンは大騒ぎ」(花組)を見てきました。
恵庭の中学生、高校生が出演者のほとんどで、3ヶ月以上もの間けいこを積んで、この舞台に臨んだというように聞いています。
ストーリーは以下の通りです。
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貧しくて静かで平和な町オービータウン、ここにはにぎやかで元気いっぱいの四人姉妹がいるイラナー一家が住んでいました。
ところがある日世界的な大企業マイクロリッチ社がこの町にある妖精の泉の水に注目しミネラルウォーターの工場を建てることになりました。
さあ町には今まで見たこともない大金が転がり込み町中大騒ぎ、あの素朴な田舎町のオービータウンは、、、、、、これからは見てのお楽しみ。
突然町ごとお金持ちになった人達の戸惑いとそこに巻き込まれた小さな家族の物語り。
(プログラムより転載)
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開発にしても文化にしても同じことだと思いますが、地域の中にある力以上のことをしても、それは長続きしないものだと思います。
今あるものに光をあて、それを自分たちが大切にしようと思わない限り、それは一過性のものになってしまうでしょう。
そんなメッセージを私は感じました。
比較するのは、適切ではないかもしれませんが、この夏には「葉っぱのフレディ」というミュージカルも行なわれました。
それ自体はとてもすばらしいものだったというようにも聞いています。
しかし、よそから持ってきたものは、すぐに忘れられてしまいます。
41人の子どもたちが一緒に歌ったということで満足するのではなく、それが恵庭に根付いていくものであってほしいと願っています。
その点、恵庭の人たちが、外の力も借りながら作りあげた今回のミュージカルは将来に広がりを持つものだと思います。今回関わった人たちから、次の企画につながり、さらに多くの人が出演する側、見る側として関わっていけるようになってこそ、文化が根付いたと言えるのではないでしょうか。
よそから持ってくるものではなく、地域に今あるものを大切にしていきたい。
あらためてそう感じさせていただいたミュージカルでした。
「コウエン」のメッセージはみなさんに届いたでしょうか。
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