活動報告 activity
2008/06/17
6.17 厚生消防常任委員会
本日の委員会、午前中は市内福住町の児童館と千歳市の総合子育て支援施設「ちとせっこセンター」を視察に行きました。
第1回定例会で、総合子どもセンターに関わる予算が減額修正をされたあとに、私個人として両施設は訪れておりましたが、議会の中の所管委員会として施設の現状、すぐ隣のまちの複合的な施設のよいところと課題などが共有できたことはとても意義のあることだったと思います。
恵庭の総合子どもセンターは、総事業費3億円ほどの想定だったのですが、「修正されたことを受けて再精査をしている」というのを理由に昨日の総務文教常任委員会で配布された資料の中から省かれていました。
これも非常におかしな話で、今財源不足をうめるための4つの方策を行ってもまだ足りないという話をしている中で、事業費を盛り込まないというのは、「やる気がない」とも感じてしまいます。
また、総合子どもセンターを後回しにして、黄金に地区子どもセンターを作るとなると、その用地は小学校建設予定地と重なることが想定されます。
公共施設のない黄金地区のために、という理屈ですが、地域の方は子どもセンターができれば、学校ができなくても仕方がない、とは考えていないように思います。
午後からは所管事務調査。
行政側から「循環型社会形成推進施策(案)」へのパブリックコメントの報告、市民活動支援制度「えにわブーケトス」の中間報告などが行われ、ブーケトスについてはいくつかの質疑が行われました。
ブーケトスについては、今年始まった制度なので、できるだけ間口を広くしておきたい、ということは理解できるのですが、判定会の審査が十分であったのかという点で少々思うところがあります。
所管の中では、谷川委員から、「生活安全条例について」、「消防広域化」など、
柏野から「集団資源回収奨励金の適正化」、「障がいを持つ方の交通費助成の維持」、「生活安全条例の実効性担保」について、
恵本委員から「防災について」、「AEDの利用拡大」など、
林委員から、「消防広域化の見通し」、「警察署機能の拡充」など、
笹松委員から「災害時の個人情報共有」、「子どもセンター整備の見通し」など
について質問が行われました。
私の質問はおおまかに、
(1)「集団資源回収奨励金の適正化」
資源物によって、単価が40円〜3円と大きく違う。奨励金によって、市が収集する資源物の量が削減できていることは認めつつ、限られた財源の中でメリハリをつけた奨励金への再編を求めました。
(2)「障がいを持つ方の交通費助成の維持」
昨日の総務文教常任委員会の中でも、他市に比べ単独福祉施策が多いということが示されており、また今年の財政健全化メニューにも載っていることから、見直しの方向を確認しました。障がいを持つ方の社会参加を促す助成の仕組みはぜひとも維持すべきです。
(3)「生活安全条例の実効性担保」について、
単なるお題目にとどまる条例制定のために検討プロジェクトを作るのは無駄な事務。いかにして条例の実効性を伴うものにするかは委員間でこそ協議すべき。
というものです。
最後の「生活安全条例の実効性担保」についての委員間協議は、まわりくどい言い方をしていたためにうまく真意が伝わりきらずでした。
行政が条例を作ったからといって、犯罪が減り、交通事故が減るということはありえません。この点、交通安全協会への補助金を拠出することによってどれだけ交通事故が減っているのかという議論に通じるものがあります。
「とりあえず昔からやっている」的なものを見直すことも必要です。
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