活動報告 activity

2008/03/24

市長の問責決議案を可決して閉会

21日の本会議で予算案などの議案を審議し、第1回定例会は閉会となりました。

今回の審議では意見が分かれ、起立採決となったものがかなり多くありました。
審議の順に書いていきます。

○「恵み野駅西口開発計画の白紙撤回を求める陳情書」

この陳情については、委員会で継続審議することとされましたが、採決すべきという意見があり、陳情を採決するかどうかを採決しました。

この陳情が提出されたのはプロポーザルの募集を開始した時期であり、提案の内容と、それに対する市民の声によっては実施しない、と市長が言明していたことから、その時点で計画を白紙撤回する必要はなく、陳情は否決すべきだと考えていました。

これまで継続審議を続けてきたのは、その計画や審査委員会の意見を見てから判断をしようということだったので、その意味では審査委員会の結論が出ない今の時点では、採決する時期ではないということになります。

採決では、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員が継続審査に反対しました。

○火葬場条例の一部改正案

この議案については委員会の中でも質疑を行ってきました。
しかし、制度導入による利点はまったくあきらかにならず、むしろ懸念だけが残りました。それなのに、委員会では圧倒的多数で可決されたことは、行政への安易な追随にも見えます。(市長のマニフェストに関しては非常に厳しいですが)

多数決で勝てないことはわかっていたので、反対討論を行いました。
(討論原稿は後日アップします)

この改正案に反対したのは、
前佛議員、榎本議員、柏野の3人で、議案は可決されました。

続いて、
○後期高齢者医療に関する条例の制定

これについては先日の委員会の記事でも書きましたが、制度自体には反対するものの、恵庭で条例を作らなかったときに市民に起こりうる不都合を考慮し、賛成しております。

共産党、寺田議員と行沢議員が反対で、議案は可決です。

陳情の1つ目は
○後期高齢者の健康診査と脳ドックの自己負担に関する陳情

後期高齢者医療制度の開始に伴い、これまで老人医療制度で無料とされていた健康診査に一部自己負担が発生します。

今想定されている健康診査の自己負担額は700〜1000円。制度自体は廃止、見直しの必要がありますが、全て無料がよい、とまでは考えておりません。
そして、それを市が独自で出していく、ということは求められないという判断で私はこの陳情に反対いたしました。

前佛議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員が賛成、陳情は否決です。

陳情の2つ目、
○後期高齢者医療制度に関しての意見書。

これについては、制度を見直すことが主旨なので、基本的には賛成です。
ただ、特別な事情の相談がないままに、滞納を続けた場合に、資格証を発行する余地は残す必要があると考えています。

前佛議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野が賛成しましたが、陳情は否決です。

経済建設委員会に付託されていた、
○恵庭駅西口再整備に関しての陳情は、
これまでも私たちは事業の見直しを求めてきたところであり、現在の財政見通しの中で進めるという判断はできません。

前佛議員、林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、榎本議員、柏野が反対。
それ以外の17名の賛成で、陳情案は採択されました。

予算審査特別委員会付託の案件については、こちらをご参照ください。
共産党が一般会計予算で反対にまわったこと、採決に前佛副議長と田中委員長が加わること以外は同じ結論です。
一般会計、国保会計、後期高齢者会計の予算について、行沢議員が反対討論を行いました。

○財産の処分について

文教大学への支援金の一部を捻出するために、隣接する土地を売却しようとするもの。昨年の12月議会で、市がこの土地を購入することについての議決をしています。

林嘉男議員、寺田議員、田中匡四郎議員から質疑もありましたが、説明を受ければ受けるほど、その取引の実態は不可解です。

納得できないものに、賛成はできないため、起立せず。
田中匡四郎議員、寺田議員、行沢議員、柏野が反対ですが、議案は可決です。

○市長の問責決議

大規模開発の凍結は私たちも求めてきたところであり、事業の選択が必要なことはこれまでも訴えてきたところです。今回、清和会から提出された問責決議案は、事業の是非を問うものではなく、施策遂行の姿勢を問うもの。

もっと早い段階で決断をすること、凍結という結論に至るための準備、市民に対して説明などが必要であり、市長の責任は否定できません。

この点が前回の問責決議案との違いであり、私たちが賛成にまわった理由です。

林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員が反対をしましたが、
20:3で問責決議案は可決されました。

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