議会報告 report
2024/10/27
免許証更新も市内で
こちらでも書いた通り、昨年12月に公表された社会保障・人口問題研究所の将来人口推計では、2050年には、恵庭市の人口が小樽市を上回り、道内で10位になるとされています。
北海道内には現在64の警察署があるそうですが、恵庭市よりも人口の多い12市にはすべて警察署があります(なお札幌市では清田区だけ警察署がない)。
警察署については、これまで恵庭市としても毎年、北海道警察に対して、警察署設置についての要望を行なってきました。しかし道警としては、警察署の統廃合を進めており、新たに設置することは容易ではありません。
北海道警察本部 道内の7警察署を2026年以降統合の方針(NHK 北海道 NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240807/7000068952.html
道内では、統廃合によって警察署がなくなった地域で分庁舎を設け、従来通り免許更新などの手続きを可能としています。これまでの分庁舎は警察署が統合された地域に限定されていますが、新たに警察署を設置するのではなく、私はむしろ分庁舎の設置や実質的な機能強化のほうが現実的ではないかと考えています。
砂川警察署は統廃合により滝川警察署の分庁舎となりましたが、砂川市役所から滝川警察署まではわずか8kmしかありません。一方で恵庭市役所から千歳警察署までは約10kmの距離があり、距離、人口、将来の人口などを考慮したときに、恵庭の位置付けはより高まるものと考えられます。
免許証の更新などに関していえば、車を使う人にとってはそれほど大変な距離ではありません。しかし、免許返納などを考える方、特に高齢者にとっては、ハードルが高くなるところかもしれません。
恵庭市としても、運転免許証の自主返納窓口を月1回設けることで、こうした需要には対応してきました。https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/seikatsukankyoubu/seikatukankyou/shiminseikatsu/kotsuanzen_bohan_boryokutsuiho/2/8970.html
まずはこのような免許の自主返納やサポカー限定免許への切り替えなど、件数は多くなくても車を使わないとハードルが高くなる手続きに絞って、機能拡大を求めることが突破口になるのではないかと考えています。
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